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Channel: ACTION 日本を動かすプロジェクト|論客コラム・尾木直樹「学校Beアンビシャス!」
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実在した!生活と教育の融合 (第10回)

▼「豚は怒った目をしていた」  「解体業者さんのトラックが来て、豚を乗せようとするのですが、板で囲って追い込んでもなかなか乗ろうとしないのです。豚は大きな叫び声をあげ、目は怒っていました」  壇上で、こんな報告をする高校生。  学校で25kgの子豚を購入。120kg以上の出荷可能な状態にまで立派に育て上げ、解体やミンチにする作業にも参加したそうです。   ▼育てた豚を食す...

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“バーチャル劇場型”の凶行―秋葉原無差別殺傷事件を「教育の視点」から考える―(第11回)

■背筋も凍る、凶悪犯罪  6月10日、日曜日の昼過ぎ。秋葉原の「ホコ天」は一瞬にして修羅場と化した。  わずか2分ほどの間に7人もの命が奪われ、10人が重軽傷を負った。  容疑者は青森の進学校出身の25歳。まじめでどこかひ弱な感じの青年による凶行。  このような「無差別通り魔殺人」は、たとえいかなる理由があろうとも、絶対に許されるものではない。...

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「愛のむち」論争(第12回)

■東国原知事の挑戦?  「体罰ができなくなっている中で、教師の位置付けをどうするか。愛のむちという範囲ならば殴っても罰せられない『愛のむち条例』『げんこつ条例』ができないか」(東京新聞、08年6月20日付)...

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県ぐるみの「教育偽装」(第13回)

■深刻!組織ぐるみ  大分県でおきた教員採用をめぐる汚職事件。これは、まぎれもない「教育偽装」である。校長・教頭らが「わが子可愛さ」のあまり、200万円、400万円という大金を、あろうことか実質的な県教委トップの座にあった元幹部に贈っていた。さらに義務教育課参事まで加わった「組織ぐるみ」の疑いさえ県教育長が否定しきれない(7月11日記者会見)という深刻さである。 ■“偽装を偽装する”悪質さ...

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冷め始めた?“教育改革”(第14回)

 7月20日のバンキシャ。  品川の学校改革の内側の「映像」に、皆さんはどんなことを感じ取られただろうか。今回はこの放送をきっかけに、ここ数年来の「教育改革」とは一体何だったのか―皆さんとともに考えてみたい。 ■変化し始めた「教育改革」熱...

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職員会議で「挙手」が禁止?(第15回)

■私は“メッセンジャー”  教育評論家としては、むろん「論点」の摘出は大切な仕事だけれども、閉鎖的な教育界で起きていることを「社会」(世間)に伝えること、それがまず私に与えられた第一の仕事だと心得てきました。  教育に関しては、誰もが被体験者であり、親になれば教育者です。だからこそ誰でもそれなりの教育観を持っていて、議論もしやすいはずです。...

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“変化ナシ”(第16回)

■今春の「全国一斉学力テスト」結果出る  昨年、43年ぶりに復活を遂げた「全国学力・学習状況調査(全国一斉学力テスト)」。平成20年度の結果が発表になった。  調査結果概要だけでも、小・中あわせて500ページをこえる膨大な量に上る。47都道府県別の詳細なデータまで含めると、気の遠くなるような細かさと量であり、圧倒される。その作業量と結果発表までのスピードの改善には敬意を表したい。...

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躾教育を考える(第17回)

■「可愛い」?新入生―入学式風景は今―  9月7日(日)の「バンキシャ!」。  品川区立小中一貫校八潮学園の入学式。9年生(中3)が新入生(小1)と手をつないで体育館に入場してくる姿に、思わず頬がゆるむ。文句なく可愛いのだ。9年生など、まるで「お父さん」。貫禄があってなかなかのもの。「小中一貫校もいいかも―」などと画面に見入っていると、新入生たちの席に着いてからの様子がおかしいのだ。...

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ドタバタ 大臣辞任劇(第18回)

■わずか5日間で  「日教組の子どもなんて成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」「日教組の強いところは学力が低い」。...

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謎の教育委員会(19回)

■今、教育委員会が「面白い」? 大分県の教員採用・昇任汚職事件は、世間を驚かせた。その腐敗ぶりばかりでなく、その歴史と構造・密室性に唖然とさせられたものだ。民間企業ならとっくに倒産ものではないかと怒りさえ覚える。...

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ルール違反の入試?(第20回)

 「先生方の生徒指導の負担を軽減したかった。まじめな子をとりたかった。大変申し訳ない」。...

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背景を見る眼で解決策を(第21回)

■思わぬ波紋  前回私もブログに書きましたが、「神田高校問題」に関して多くの反響がありました。県教委やマスコミに寄せられた意見は、8割以上が「校長更迭」への抗議と、「不合格にされた高校生の方が悪い」「義務教育じゃないのだから、常識やモラル位守れなければダメ」といった内容。...

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「教育の原風景」(第22回)

■必見!12月7日(日)放送予定の「バンキシャ!」  12月7日日曜日に放送予定(変更の可能性あり)の「バンキシャ!」(夕方6:00~7:00)は、一見の価値があります。なぜなら、数年前までは“荒れて”いた都内の公立中学校が、素朴で地道な取り組みによって見事に立ち直り、学力も区内トップにまで向上したというミニドキュメントが放送されるからです。...

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“両極の選択”(第23回)

■A:高校の生徒寮に喫煙室  愛知県の私立黄柳野高校で、男子生徒寮に「喫煙室」が4ヶ所設置されていることが判明しました。県警は、県青少年保護育成条例違反(喫煙場所の提供)容疑で、11月29日に同校を捜索、寮から灰皿などを押収。同署は校長らから事情を聞き、容疑を固め、その後書類送検しました。   ■どんな高校だったのか?...

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教育“破綻”から再生へ (第24回)

■教育委員会制度に焦点  “教育委員会を評価する仕組みを作れ!”。  「ACTION日本を動かすプロジェクト2008最終章スペシャル」(12月23日放送)の中で、教師再生をキーワードに一年間取材してきた「バンキシャ!」が出した最終提言である。  しかし、最終提言が教育委員会の評価制度創設になるとは、プロジェクト当初には予想もできなかった。だが、私は双手を挙げて賛成したい。...

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